人づくり・地域づくり
「持続可能な開発のための教育」のこと。 Education for Sustainable Developmentの略。 持続可能な社会・環境をつくるために、社会問題、環境問題を自らの問題ととらえ、解決のために アクションを起こす人を増やしていく。そのような担い手を育てる教育のことを指す。
伊藤園では、ISO26000の7つの中核主題ごとに国際理解教育、人権教育、社員研修、環境教育、 コンプライアンス教育、消費者教育、コミュニティ教育などを総合的に実施。関係者との協働関係 構築を目指した活動でESDに取り組んでいる。
ESD
※ 茶殻リサイクルシステムとは、飲料工場から出る茶殻を、お茶の持つ抗菌性や消臭性を活かし、リサイク ルする技術。水分を含んだままリサイクルできるので、茶殻を乾燥させるエネルギーを使わず、CO2の発 生も抑制。紙製品、ボード、樹脂、建材の4種類、30品目以上で展開している。
<トピックス>
ユネスコの世界文化遺産に登録された富士山(登録名は「信仰の対象と芸術の源 泉」)。伊藤園は、富士山の世界文化遺産登録を山梨県・静岡県で「お茶で日本を美し く。」キャンペーンを通じて応援し、その保護活動に参画しています。また、2010年の愛 知県での生物多様性条約COP10で提唱されたSATOYAMAイニシアティブを踏まえ、 さまざまな関係者が参加し交流・連携・情報交換を図る、里山保全のための全国組織と して「SATOYAMAイニシアティブ推進ネットワーク」(石川県知事と福井県知事が共 同代表)が2013年9月に設立されました。伊藤園はその設立発起団体の一員です。
製品、協働先の2つで広がる茶殻リサイクルの輪
かけがえのない自然と
世界遺産を後世に引き継ぐ
茶殻は資源です。茶殻リサイクルシステムは、肥料や飼料への活用 に加え、一部を紙製品・ボードなどに配合。省資源・CO2削減・リサイクル の一石三鳥です。特に、もったいないを体感できる茶殻折り紙は優れも の。皆様と茶殻リサイクルの輪を広げていきたいと思います。
「お茶で日本を美しく。」活動の一環で、栃木 県では、「奥日光湯ノ湖の保全活動」を行いまし た。これを契機に奥日光清流清湖保全協議会 主催「(株)伊藤園特別協賛 奥日光清流清湖 フォトコンテスト」も行われ、写真を通じて情操を
養うESDの実践の場につながっています。また、 「日光杉並木街道クリーン作戦」(今年で4年
目)や小山市のラムサール条約登録湿地「渡良 瀬遊水地の環境保全活動」など、いずれも実践 を通じて里山や世界遺産の保護を専門家から
特販部 特販一課 担当課長
粟飯原 剛
栃木地区営業部 営業推進課長
町田 和久
ESDな従業員 ❶ 茶殻リサイクルシステム
ESDな従業員 ❷ お茶で日本を美しく。
異業種とともにつくる
※ 2013年12月に「和食;日本人の伝統的な食文化」は、ユネスコ 無形文化遺産に正式に登録決定しました。伊藤園は「和食」文化 の保護・継承国民会議(略称:「和食会議」)に参加しています。
明日につながる創意工夫の食育
日本のお茶文化と伝統を伝える
お茶のいれ方教室では私なりに工夫し、「茶殻つくだに」「茶殻入りおかき」などのレシ ピ冊子をつくり、お茶と和食のつながりを目指しました。参加者が学びと気付きを得てお茶 と和食の文化が伝承されていけばと思います。社内表彰の食育大賞もいただき、いっそ う、人づくりや地域の絆づくりに役立てたいと思います。伝統的な製茶方法を守る地元の「手もみ茶の 保存会」の皆さんとのチームで「第14回全国茶 手揉技術競技会」にて最優秀賞を受賞(2010 年)。また、地元小学生を対象にお茶の手揉み講 習会を毎年行い、地域に根付いた活動になって います。ティーテイスター制度は上級者が下級者 を指導するので、実践する教育者の育成に力を 入れて、おいしいお茶をいれる「おもてなし」の知 識・経験をお伝えしていきたいと思います。
北海道・東北地域拠点管理部 北海道管理課 グループリーダー
志賀 紀子
(ティーテイスター1級)品質管理二部 第一課
村松 浩明
(ティーテイスター1級)ESDな従業員 ❸ ティーテイスター制度
消費者とともにお茶と和食を考える
ESDな従業員 ❹ ティーテイスター制度
若者とともに伝統を伝える
日本の伝統文化の継承と
教育への貢献
国際理解に立った
「無糖飲料」の価値提案
今回で25回目の「お~いお茶新俳句大賞」。小 中高 校 生からの応 募が全 体の約 9 割、全 国 約 2,400校の学校教育で活用されています。前回は 海外35ヵ国、英語俳句の部は10,183句の応募があ りました。「クール・ジャパン」の一つとしても、「お~ いお茶」とともに日本の伝統文化の継承・発展へ貢 献していきたいと考えています。
英語俳句の部(海外からの受賞例)
neglected roses until my neighbor compliments them
(直訳)隣人がほめるまで 気にもとめなかった バラたち
アメリカ Johana West 55歳
オーストラリアにおいても茶産地育成事業を展開しています。米国では健康志向が 高まり、「無糖飲料」の緑茶に注目が集まっています。特にシリコンバレーで「お~いお 茶」の愛飲者が増加。今後、「伊藤園の製品を、世界中どこでも、いつもお客様のそば に」を目標に掲げ、クール・ジャパンの一角として新しいライフスタイルと新たな価値提供 につなげられるよう「お茶」を世界に発信していきます。
広告宣伝部
宇根 薫
国際一部 第二課長
村瀬 浩一郎
<トピックス>環境省が2014年8月、ESD に関するユネスコ世界会議 に向けた応援の「未来への 五七五調メッセージ」(自由 俳句)を公募のうえ、選定。伊 藤園は「お~いお茶」製品の 一部にこれらを掲載(10月頃 から)する形で協力。
ESDな従業員 ❺ お~いお茶新俳句大賞
生徒とともに一句うかべる
ESDな従業員 ❻ グローバル展開
世界とともに味わう
参加してみて
どんな気付きがあったの?
どんなNPOと協働したの?
「企業とNPOのパートナーシップ支援事業」の 協働という理念に共感し、「人・環境・社会にや さしい企業」を目指す「かにゃおプロジェクト」 として実施しました。
神奈川県内の企業の社会貢献活動や
NPO
活動などの「いいこと」を 見つけ、結びつけ、発信する「いいにゃクリエイター」のかにゃおが、株式会社伊藤園 神奈川西地区営業部長 西沢栄一にインタビューしました。
かにゃお
突撃レポート
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神奈川県で実施している同事業に、伊藤園は2013年度より参加し、地域課題の解決に取り組むNPOとの連携を推進しています。詳しくはホームページをご参照ください。 ※本ページでのかにゃおの発言は、神奈川県県民局くらし県民部NPO協働推進課かにゃお第二秘書 石橋正尋氏の通訳によるものです。
※本取り組みについての神奈川県知事 黒岩祐治氏のコメントはP.31および伊藤園のホームページをご覧ください。
神奈川県が進める「企業・NPO・大学パートナーシップ支援事業」(大学は2014年度から)
こども自然公園どろんこクラブ、観音崎公園(観音崎フェスタ2013)、シャーロックホームズ、 フーズマイルぐりぐら、NPOサポートちがさき、三崎開港祭実行委員会、ステップキャンプ(防 災)、藤沢市市民活動推進連絡会と協働し、地域活性化のお手伝いをさせてもらいました。 自然公園を守る大切さや関係者の想い、子育て
ママの悩み、地域の課題に伊藤園が本業でどう 貢献できるかといった、さまざまな気付きがあり ました。
ESD
な従業
員(番
外編
)
「伊藤園
かにゃお
プロジェクト」の
目標は何かな?
神奈川県いいにゃクリエイター かにゃお
履 歴 書
ふりがな 氏 名
生 ま れ
誕 生 日
性 別
趣 味 性 格
年 齢
座右の銘
かにゃお
神奈川県
11月25日(いいにゃんこ) 魚食系男子
まち歩き
気は優しくて力持ち(自己評価) ふてぶてしい。落ち着きがない(と人は言う)
いいお年頃
全方位外交
伊藤園の取り組みは
とってもいいにゃ!
ともに学ぶ。つ ながる。
明日の未来へ─
ともに学ぶ。つ ながる。
目 的
● 全ての人が知識、技能、価値観、態度を得る機会を持つために、教育・学習を再方向付けし、 持続可能な開発に貢献し、実際に成果を上げるよう能力向上すること。
● 持続可能な開発を促進する全ての関連アジェンダ・プログラム・活動において、
5つの優先行動分野(要点)
1. 政策的支援
2. 教育・トレーニングの場に持続可能性の概念を取り入れる (機関包括型アプローチ) 3. 教員やトレーナーの能力向上
4. ユースの役割支援と動員 ユネスコGAP目的と優先行動分野
持
続可能な開発のための教育(ESD)による人材育成に社会の関心が高まる今、立教 大学社会学部教授阿部治氏はこう語ります。「伊藤園グループESD行動計画(伊藤 園グループGAP)は、“伊藤園ESDモデル”ともいうべきであり、ほかの企業がESDを推進する うえでとても参考になります。特に、伊藤園が本業と協働の両面でESDを推進していることは注目すべきことであり、今後の幅広い活動に期待します」。
また、伊藤園が渡良瀬遊水地の保全活動などを行う栃木県小山市長の大久保寿夫氏は、 「2012年7月にラムサール条約湿地に登録された渡良瀬遊水地の環境保全活動に、伊藤
園さんに参加していただいているのは素晴しいことです。伊藤園さんがこのようなCSR活動 を率先して行っている姿勢を見て、ほかの企業がどんどん参加してくれることを期待していま す」とその感想を語りました。
「かにゃお」プロジェクトについて、神奈川県知事黒岩祐治氏は「NPOと企業の協働事業は、一つひとつが良い取り 組みを行っていても、それぞれ結果をまとめて集めようと思うとなかなか大変ですから、事業を効果的に活用していた だけると、本当にありがたいです。伊藤園の体系的な取り組みは、神奈川県、NPO法人、伊藤園と、それぞれがWin-Winの関係になり、非常に興味深いと思います。御社がこういった取り組みをしているというのは、モデルケースとして もっとアピールしたほうがいいですね」とコメントを寄せる。
大久保 寿夫氏 栃木県小山市長
黒岩 祐治氏 神奈川県知事
伊藤園の新たなチャレンジに期待
ユ
ネスコ総会において、ESDの取り組みの推進・拡大を目指すために、「国連ESDの10年」(2005~2014年)の後継プロ グラムとして、「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するグローバル・アクション・プログラム(GAP)」が、2013年に 採択され、5つの優先的取り組み分野を示しています。これに即して、世界のティーカンパニーを目指す伊藤園では、伊藤園グ ローバル・アクション・プログラム(GAP)を策定。「ESD伊藤園モデル」として推進します。ESDに関するグローバル・アクション・プログラム(GAP)
ESD
news
阿部 治氏 立教大学社会学部教授
伊藤園は、